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しかし、人間急には止まれません!
寝台「わぁー!危ねぇー!!」
私は目をつぶった。
ドンッ!!
何かが私とぶつかる鈍い音がした。だが、そのお陰で止まることが出来た。
寝台「イタタタ~。頭ぶつけちまったよ~。いや~止めてくれてありがとう。って、お前か!!」
ゆうづる「んあ?一体、誰なんだ?って寝台か!?」
この人こそ、広島電鉄社長の『特急 夕鶴(とくいそ ゆうづる)』と言う男性。外観、俊敏な対応とも様々な人から太鼓判を押すほどの好評価。さらに、彼には嫁さん(中山ゆかり)がいる程の人気者だ。
寝台「おぉ~、ゆうづる社長!見つけたよ。」
と言うと、
ゆうづる「んん?俺に何か用?」
と答えてきた、私は少ーしカチンときたので
寝台「当たり前だ!バシッ(頭を叩く音)」
と叩いてしまった。
ゆうづる「痛っ!いきなり、なんなんだよっ!」
寝台「『なんなんだ!』じゃない!鷹野さんについての話しで来たんだよ!」
ゆうづる「待て、俺の部屋で用件を済まそう。」
寝台「そうやって、アタイを監禁する気ね!?」
ゆうづる「だーかーらー!そうじゃないの!てか誰の真似だよ…」
寝台「よし!YouRoomに行こう!」
ゆうづる「なんでそこだけ英語なんだよ…ハァ~」
寝台「俺で疲れてんのか!?そうなのか!?」
ゆうづる「被害妄想すんなよ!俺の心がムダに傷つくから!」
寝台「…ゴメン。悪かった。」
ゆうづる「いいよ、気にしてないから。ところで、何の用事だっけ?」
寝台「広島電鉄『鷹野みゆき』が南武電鉄に転勤する話だ。」
ゆうづる「それなら前日、彼女から聞いたんだが。」
寝台「お前、それで良いのか!ウチの鉄道は国鉄以上の過密ダイヤグラムなんだぞ?」
ゆうづる「それが逆に良いんだよ…」
寝台「なにぃ?」
ゆうづる「彼女にはまだ足りない『何か』がある。その『何か』を見つける為に、キミに彼女を託した訳だ。」
彼の言う事は少し理解できるが、思いも寄らない意見が出てきたので、「全ては…」と聞くと
ゆうづる「俺がやった。てへ☆」
やはり、カチンときた
寝台「て、テメェー!!仕向けやがったな!」
ゆうづる「わっ!待った、待ったー!殴るのは後の方が楽しみだろ!」
あ!危ない、危ない。
寝台「ふざけるのも大概にしろよな?間違って意味もなく殴ってしまうから。」
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