14人が本棚に入れています
本棚に追加
「千夏~!!おっはよーう!」
私が校舎に向かおうとすると、不意に聞き慣れた声が聞こえて私は振り返った。
「あっ、美姫!おはよー!」
この朝から元気がいいのは、私の友達【金原 美姫(カネハラ ミキ)】。
自転車に乗りながら手を振って、私に近付いてくる。
それだけでも素晴らしく輝いて見えてしまう。
美姫は名前の通りのえらい美人で、他校でもかなり有名だ。
明るい人柄から皆に好かれていて、人気者。
まるで私とは正反対。
なんで私なんかといるのかと不思議に思ってしまう。
最初のコメントを投稿しよう!