プロローグ

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澄み渡る様な青空。 一筋の雲の切れ間から、こぼれる陽射しが部屋に降り注ぐ。 窓を開ければ、遠くから秋の切ない風が部屋に吹き込んできて…。 秋晴れとはまさにこういうことをいうのだろう。 「っんんー!今日は良い天気だねぇ」 大きく伸びをして、フゥと息を吐く。 こんなに晴れた日には、友達と遊んだり家族でお出掛けしたりしている人が多いんだろうなぁ。 そんなことを思いながら私は、本棚から適当に漫画を取り出した。
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