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お母さんは私の部屋に入ってくるなり、勢いよくカーテンを開けた。
「っ!!」
と同時に、布団の隙間から朝日の眩しい光が差し込んでくる。
目を閉じていても伝わる眩しさに、私は渋々重たい目を擦り、目覚まし時計を掴んだ。
「────ッなによこれ!?」
私は思わず目覚まし時計を凝視した。
一瞬これは夢なんじゃないか。
理解するのに時間がかかった。
「有り得ない...もうこんな時間!?あり得ないあり得ない!!」
長針は8時を少し過ぎた辺りを指していた。
さっきまでの眠気が嘘のように消え勢いよくベッドから飛び起きると、猛ダッシュで階段を下りていく。
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