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「<スプレッドバルカンボム>?なんだそれ?」
不思議がる大輔。
「ばっ!!お前知らねぇのかよ!?あれはだな・・・」
「刀~真~それ以上喋ったらワイバーンの前にあんたを塵にするわよ・・・」
華織の目は通り名の如く破壊神の目をしていた。
「でっ、でもさその武器の能力を知って・・・」
「わかった!?」
「わっかりました!!」
刀真と華織の間に起きてる事を理解出来なかったが、恐らく目には見えぬ闇の取引があったに違いない
「さて、お遊びは程々にして、さっさとワイバーンを倒しに行くわよ!!」
「クエストは俺が受けといた」
「あら気がきくじゃない刀真」
どこか女王様みたいな雰囲気の華織。
「塵にはされたくないのでね・・・」
もはや塵、同然の刀真。
「場所は何処なんだよ?」
「草原みたいだよ」
「場所なんかどうでもいいわよ!!大輔のせいで大分時間食ったんだからさっさと行くわよ!!」
皆を引っ張って行く華織。
「自分も遅れたくせに・・・」
小声で文句を言う大輔。
「なんか言った!?」
「いえ、なんでもないであります!!」
慌てて訂正を入れるその口調はどこか軍隊の隊員のようだった。
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