恋物語

試合

「来たくないなら別にいいけど…」
「なわけない！超超行きたいっ！！」
「う、うるせー。声でけー」
「ご、ごめん…」

口を慌ててふさぐあたし。

やば…、調子に乗りすぎた…。

けど嬉しい！黒田の試合が見れるなんてっ…。
そういえば、全然黒田のバスケしてるとこみたことなかった。

バスケは結構うまいって聞いてるから、なんだか自慢みたいでちょっと誇らしかった。

まぁ、何よりも自慢なのは、“黒田の彼女である”こと。
ただそれだけで、おっきな自慢だ。

「きゃっほーいっ！！」

「なに！？壊れたっ！？」
「大丈夫。由衣はいつもこうだよ～」

おなじみの友人たちの前で、はしゃぎまくったのは、言うまでもない…。

やばい。楽しみすぎる。

黒田のバスケ姿。
黒田の半そでユニフォーム。

想像するだけで、顔がにやけてしまいそう。…いや、すでににやけてるはず。

早く来い…今週末！！