28人が本棚に入れています
本棚に追加
突然響き渡った声に、あたしは固まるばかり。
それも自分の名前なら尚更…。
「……あ…実夏…?」
「何それっ?酷い~」
「ごめんごめんっ」
そういえば。
クラス表を最後まで見ていなかった。
途中で真衣と会ったから、そのまま教室に来ちゃったんだ…、ごめん美夏!
美夏は、あたしと同じ部活の子。
さっき大声を出したのは、美夏の性格の表れなのかもしれない。凄く元気な子だから…。
「えっと…」
隣で驚いたままの真衣に気づき、あたしは実夏を紹介する。
最初のコメントを投稿しよう!