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( <●><●>) 「今度の情報は、当たりだとワカッテマス」
ハンドルを切り、何度目かの大きなカーブを曲がる。
軽自動車の狭い車内では、それが体に大きな負担を与える。
車に乗り込み早3時間。普段、運動をしない芹沢の体の節々に鈍い痛みが走っていた。
ミセ*゚ー゚)リ 「先輩、この前も“ワカッテマス”って言って3時間粘ったんですよ」
そのせいか、どうかは定かでは無いが、言葉に少々毒が交じっていた。
( <●><●>)「それは――外出していたのですよ」
ミセ*゚ー゚)リ「確か地縛霊だったんじゃ…?」
( <●><●>) 「」
真っ直ぐ前方を見据えたまま、前部は口を一文字に紡いでしまった。
その表情を見て、心の内で密かにガッツポーズを取る。
ミセ*^―^)リ「今度こそ見れたら良いですね」
卑しい笑みを浮かべ、グイッと前部に顔を近づける。
一瞬、彼の眉間に皺がよったが、すぐに引いた。
ミセ*^ー^)リ「幽霊に」
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