ベタ~なホラー話のようです

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川 ゚々゚)「ワワワ私もモモモバイトガガガガガ」 首を左右に揺らし、彼女は自身の黒髪を弄くりながら、おどおどしい声を発する。 彼女は〝素直 くるう〟 美しいロングの黒髪に、下唇に付けたリング状のピアスがトレードマーク。 尤も、このピアスはイヤーカフスを独自に細工した物らしく、穴は開けていない。 本人曰く、姉に風貌が似ているので高校時代から付けているとの事。 他にも、やりようが有ったろうにとは思うが、言ってしまえば鞄に常時している、サバイバルナイフでグサリといかれそうなので、敢えて言っていない。触らぬくるうに祟りなしだ。 ( <●><●>)「そうですか…」 声のトーンを落とし、人差し指で眼鏡を押し上げる。背後の黒い文字の羅列が、彼の悲壮感を更に際立てている。 ミセ;゚ー゚)リ(ありゃりゃ) さてさて、どうしたものか。 芹沢、前部、棺桶死、素直が入っているサークルは所望オカルト研究部。 本当は、もう1人居るのだが、今回は資格の勉強会があるとの事で欠席である。
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