45人が本棚に入れています
本棚に追加
問題は3つ。
1つ。5人の内、3人がこの話に乗らないということ。
2つ。前部は、オカルト研究部の部長であるのに臆病だということ。
そして3つ。
( <●><●>)「芹沢さんは行けますよね」
ミセ;゚ー゚)リ(あちゃー…)
この男は決めたことを、余程の事がない限り曲げないのだ。
( <●><●>)「日にちは明後日から2日間――つまり夏休み初日からです。車はレンタルしますので、それまでに準備をお願いしますね。それでは解散」
ミセ;゚ー゚)リ「ちょっ――」
( <●><●>)「男女2人だからといって、不純な事は決してしません。安心してください」
踝を返し、そそくさと立ち去ろうとしていた前部を止めるも、威圧的な瞳を向けられてしまった。
背筋を伝う悪寒に飲まれ、身体が石のように硬直してしまう。
結局反論することは出来ず、蛇に睨まれた蛙とは、このような事なのだろうと、閉まっていくドアを見ながら、ぼんやりと思っただけだった。
不意に両サイドから肩を叩かれた。
【+ 】ゞ゚)「頑張れ」
川 ゚々゚)b グッ
ミセ;゚ー゚)リ「…はい」
かくして、前部と芹沢の2人旅が決まったのである。
*****
最初のコメントを投稿しよう!