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「あ、先輩、次のバンドの曲はどうします?」
「ん? 竹田の好きな曲でいいよ、私多分やれるから。」
「了解です! 未来ちゃんはネコネコ日記書いてるの?」
「にゃあ!」
「へ~、今日は三毛猫にアメショーかぁ。」
……………え? ナニコレ?
人もいっぱい、で………
部活も、いっぱい………
どういうこと?
いや、人が一杯なのはいいんだ。
ただ部活が一杯って何なんだよ。
俺は恐る恐る近くにいた(さっきペンを頼んだ人)に声をかけてみた。
「す、すみません…ここ軽音楽部ですよ…ね?」
「えっ? 軽音楽部? え~と…私は長髪で前髪がパッツンの子が好きですけどぉ…」
「いや、そんな事聞いてないんです……」
ダメだこの人……
違う人に聞こう。
そう思って他の人にあたろうと思ったがみんな忙しそうに部活動(?)をしている。
とても話しかけづらい。
しばらく、室内を歩き回っているとどういう仕組みなのか机から赤いランプが現れサイレンを鳴らす。
『校内に侵入者発見、警戒レベルをフェーズ3に移行。
速やかに配置につけ。
繰り返えす、校内にーーーーーーーーーー』
すると室内にいた全員、作業を止め後ろにあった個人用ロッカーを開けると中から何やら物を取り出し、それについているバーを次々と下ろす。
「じゅ、銃!?」
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