3rd † warmth―温もり―

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「それじゃあ、サン! 俺、学校行ってくるな!」 「あっうん。いってらっしゃい」 爽やかな笑顔を残し、蓮は学校に向かった。 「……ぶはぁー!」 蓮が家から出たのを確認し、わたしは大きなため息をつく。 「普通に……できたよね?」 ソファに座り、背もたれに頭を乗せ、小さくため息をつく。 昨日……蓮の胸で泣きじゃくった。 あのときの蓮の温もり……忘れられない。 『つらくなったら、俺が支えてやるから』 蓮のあの言葉に救われた。 『これからここが、サンの居場所』 蓮のあの言葉に幸せを感じた。
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