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「切なさを重ねて重ねてちょっとずつ大人になっていく様ミルフィーユ。酸味も時には必要なんだよ、積み上げてタルトにしておこうね。苦味も味わって解っておこう、チョコレートケーキに苦味があるように恋愛にもあるんだよー、ってお菓子に例えてあるんだよ。僕も上手く表現出来ないけれど。」
少女はそれを聞いて答えました
「魔法だね!お菓子の魔法!甘くて美味しくて幸せなの!!」
少年は微笑みます。
「でも甘いだけじゃ大人にはなれないよ?」
少女はむすっとして言います
「甘いだけじゃ大人になれないの!?そんなの、絶対にやだー!」
と。
そんな少女に少年は言いました
「ねぇ、あげよっか?あまーいお菓子の魔法。」
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