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風が吹く町に身長170センチで黒い髪の青年が家から飛び出す。
「親父!行ってくるからな!」
「おーう、気をつけていけよ」
飛び出した青年はスケボーに乗って颯爽と行ってしまう。
青年が着いたのは山にある神社。
「オッス、じいさん!」
「いつも元気だね~」
竹箒で掃除しているおじいさんに軽く手を上げてから高い木を見つめる。
その木の上に木の板で作った簡単な床がある。
「よっと」
そこから垂れているロープを使って床の上に立つ。
「……………」
青年が木から町を見てると風が青年の髪をなびかせ、風を感じた。
「風神様は何と言っているかな?」
おじいさんが木の下に来て青年に声をかけた。
「今日もいい風が吹いてる。いい1日になるぜ」
「そうかそうか。風坊がそう言うなら間違いは無いだろうな」
「よしてくれよ。ただちょっと………」
「なんじゃ?」
「今この町に、余所者がいるな」
「ほっほっほっ、なら忙しくなりそうだな風坊」
「やめてくれよ、俺は余所者嫌いなの知ってるだろ?」
座ってからジャンプを出して読み始める。
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