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町にあるたった1つの高校ではたくさんの人が色々な機材を扱っていた。
「はい、カット!お疲れ様梨華ちゃん、今回もいい演技してたよ」
「ありがとうございます、監督!」
勢いよく頭を下げたのはまだ十代で、ロングヘアーの女の子。
「でもね、まだ役になりきれてないんだよ」
「あ、すみません………」
梨華は少し俯く。
「いいのいいの!とりあえず今日の分の撮影は終わったからどこか行っておいでよ」
「なら、僕が付き添いますよ」
現れたのは身長が高くてかなりイケメンな男性。
「和也さん」
「どう、梨華ちゃん?」
「ちょっと和也さん!何をやってるんですか!?まだまだあなたには仕事があるんですから!」
マネージャーさんが和也を連れて行ってしまう。
「とりあえず、スタッフとかは機材の片付けがあるから一緒に行けないんだ。宿の場所はわかるよね?」
「はい、大丈夫です」
「それじゃ、気をつけて。何かあったら連絡して」
「わかりました、行ってきます!」
元気良く高校から出て町に出た。
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