blue spring

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だけどここからボク達は 少し勿体無い時間の 過ごし方をしたね。 あの頃はボクとカノジョの事を 周りの人達にからかわれて 恥ずかしかったんだ。 本当はカノジョはボクのだって 自慢して見せびらかして やりたいくらいなのに ボクにはそれが出来なかった。 年を重ねる毎に どんどん綺麗になって行く カノジョに対してボクは 少し戸惑ってしまって いたんだとも思う。 自信を無くしていたんだと思う。 皆の前では知らん顔をして、 でもボクはカノジョの事を 1人、目で追っていたんだ。 自分でも思うくらいに あの頃のボクはズルくて 最低で贅沢なヤツだったよね。 本当にごめん、 でも、ありがとう。 今でも僕はカノジョを 想ってるから…。
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