原子発電所問題

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最近巷で騒がれている原発問題。安全性は大丈夫なのか、電力は足りるのか、全面廃止か存続か。 このニュースを見て思ったのは、『人間って変わらないなぁ。』という事。 3.11で福島原発が事故を起こして以来騒ぎになり始めたが、以前は誰も注目すらしていなかった。それどころか何処に原発があるのか知らなかった人も居るのではないだろうか? 事故があったから、人が傷ついたから排除しろというのは余りに酷だ。自分勝手だ。 そして、ほとんどの人が気付き始めているのではないだろうか。 国と国民の原発を巡る議論は平行線だと。 政府としては、大金をかけてまで発電力を減らす事は無いというのが本音だろう。そして安全確認も済んでいる。 一方国民は、あんな危険な物は近くに置いて欲しく無いというのが本音だ。 国民の意見を反映するには ・現存する核の処理費用 ・施設の廃棄費用 ・原発職員に対するフォロー ・土地の適切な後処理 無知な私でもこれだけの事が必要だと挙げられる。 一方国の意見を反映するには ・周辺住民のストレスに対する配慮 ・より高度な安全確認 ・安全基準を満たす為の費用 ・国民に向けた納得の行く説明 が必要となるだろう。 どちらにしろ膨大な金か長い月日が必要となる。 そこで、互いに歩み寄ってみてはどうだろうか。 子供の喧嘩の様に一々食ってかかるのでは無く、相手の意見を少し取り入れてみるべきだ。 国民は権利という言葉に惑わされ、国が権力の上に胡座をかいている今の状態では、原発問題解決等不可能だ。 重要なのは妥協でも自らの意見でも無い、【理解しようとする心】の筈だ。
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