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A「なぁ、限界ってあると思うか?」
B「そりゃ何事にも限界はあるよ。例えば、4GのUSBは4Gまでしか入らないし。」
A「俺はな、限界は存在しないと思うんだよ。USBにしたって拡張すればそれ以上入るだろうし。」
B「う~ん………でも人間の限界ははっきりしてるよ?」
A「鍛えればそれ以上いく。それにもし限界が存在していたとして、限界を確認した奴は居ないだろ?
技術の発展と共に物事の限界は突破されてきた。それはつまり限界には上があるかもしれないと言う事だ。」
B「上の可能性がある時点で限界では無いね。」
A「そう、常に限界は存在しない。限界は人間の甘えから出来た単なる言葉に過ぎないんだ。」
B「努力やひらめきによって限界は越えられる。だから限界は存在しない……か。」
A「強いて言えば物事の限界値は無限なのかもしれないな。」
B「え?限界は無いんじゃないの?」
A「無い。単位だって無量大数の上があるかもしれないし、無限はまだまだ小さいのかもしれない。」
B「可能性が0じゃない限り限界では無いんだね。」
A「限界とは道の無い事を指す。どんなに細い道でも存在する限り限界では無いんだよ」
B「だから?」
A「限界は無いんだ。つまりは不可能は無い。」
B「うん。ポジティブだね」
A「逃げる事が悪ではない。諦める事が悪なのだ。限界だからと諦めるのではなく、逃げてでも上を目指せ。それが大衆から見て悪だとしても、俺にとっての正義だ。」
B「諦める暇があったら小さな希望を探せって事だね。」
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