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夫に抱かれることなど もうまっぴらなのだ。
何がここまでそうさせたのか?
きっと夫には解らないだろう。
ささいな事や小さなイザコザ、不平不満、あれやこれや…そんな全てをひっくるめた結果、である。
無論、血気盛んな若い男である。
女性への精神的、肉体的な興味や欲求はあるだろう。
それが“浮気”という事態を招いても不思議はない。
それを責めるつもりは無い。
招いたのは 私に原因があり、当然の報いだと思う。
というか、むしろそうして欲しい。
嫌いな男に抱かれるほど精神的な苦痛は無いわけで、他人がその役割を受けてくれるなら むしろ喜ぶべきで 嫉妬など微塵も無い。
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