魔法適性検査ってなんぞや

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オレを残して他の29人の適性検査が終わった。 汐莉が光、孝之が火と闇、伊世が地(伊世の席は拓哉の前になった)、拓哉が雷と水という形。 高位属性と多属性が2人というなんとも都合のいい結果になった。 そして、いよいよ拓哉から魔玉を受け取る。 (多属性か高位属性よ、来い!) 祈りながら受け取る。 そして魔玉は…光らなかった。 「あれ?光らねぇんだけど…」 すると右京の顔が一瞬だけ険しくなり、表情が元に戻ると 「鹿島、後で教員室に来い」 そう言って魔玉をオレから取り上げて教壇に戻っていった。 「よーし、適性検査は全員終わったな? じゃあHR始めっから。 っつっても自己紹介やって解散だから、各自テキトーにやっとけ。 以上、鹿島以外は解散だ。 明日から本格的に授業が始まるからそのつもりでいろよー。 鹿島、付いて来い」 そう言うと右京は廊下へ出て行った。 「じゃあオレらは先に寮行ってるわ」 「じゃーな」 こうしてみんなに別れを告げて廊下で待つ右京さんのもとに向かった。
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