第5章 仲間

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第5章 仲間

     世界の鎮静 弐拾七年 シードには五個の最強といわれる指輪が存在した。 業火ヲ司ル指輪 冷水ヲ司ル指輪 突風ヲ司ル指輪 轟雷ヲ司ル指輪 深闇ヲ司ル指輪 五個の指輪は戦争の引き金となり力を求め人々は争った。 ある場所は灼熱の海に ある場所は大洪水に ある場所は大嵐に ある場所は光が閉ざされ ある場所では雷が降り注ぎ 世界は段々と荒れていった 原型を失った世界。我欲に蝕まれた人々。 そんな、光を失った世界に二つの影が現れた。 黒ローブを纏う男と女。 彼らは瞬く間に最強を言われた全ての指輪を奪い、戦争を終結させたのだった。 荒れた世界は二人の力で元通りにされ、世界は滅亡を免れた。 その後、指輪を封印し、彼らは姿を眩ました。 五個の最強の指輪は“Nobody ring”と名付けられ未だ見つかっていない。     ――――『魔法歴』より
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