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4月最後の週、一泊二日のオリエンテーション合宿としてクラスのみんなと合宿することになった。
正直友達のいない俺にはどうでもよかった。
一日目の朝は車で移動
昼は講義みたいなやつ
夜は自由。体育館も使用可
というわけで元スポーツマンだった俺は何かスポーツがしたかった。そのときピンクのシャツ着たやつが話しかけてきてくれた。
ピンク 「君、バスケできる?」
俺 「うん。ケドなんで?」
ピンク 「体育館でバスケやるんだけど一緒にどう?」
俺 「いく!!」
嬉しかった。みんなでバスケして汗かいて、足元はなまっていて、あまり動かなかったケドそれでも充分楽しめた。
ピンク 「あ~楽しかったなぁ!君名前は?」
俺 「義弘!きみは?」
ピンク 「辻(つじ)ってんだ。よろしくな!」
俺 「よろしく!辻は部活入った?」
辻 「うん。バンド部みたいなとこ。」
俺 「ギターかなんか弾けるの!?」
辻 「まぁね。ケド先輩みたいにはまだ弾けないから今好きな歌とかで練習中。」
俺 「いいなぁ。俺やりたいこと見つからねぇよ。」
辻 「まぁ4年もあるんだし、ゆっくり考えていけばいいでしょ。」
俺 「たしかになぁ。高校は何してたの?」
辻 「バスケ部!」
俺 「だからあんなに上手かったわけか…(笑)」
辻 「ケド身体中なまってるからうまくできなかったな(笑)」
俺 「あれ以上うまくやられたら勝負にならんかったわ(笑)」
それから夜遅くまで会話は続いた。
楽しかった。嬉しかった。
次の日になるまでは…
次の日、解散するとき辻は不良グループにいることがわかった。いいやつだったケド、俺はそちら側には行けず、また友達を諦めて一人を選んだ………
その次の日から親にナイショで学校には行かなくなっていた。
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