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eye derction:ドゥーク
もう見ているのはかなりの
気力がいる。
精神的にも辛くなっていた。
仕方なしに、口を開いた。
「父上、部屋に戻ります。」
「何故だ?よく見ておけ。
楽しいゲームの途中だぞ?」
不思議そうな顔をし、その場を去ろうとする俺を止めた。
「見飽きたからです。」
そう俺は言い残し、
王様をおいて部屋を出た。
カッカッカッ
廊下に足音が響く。
俺は、無言のまま自分の
部屋へと向かった。
ざっと俺が見渡した限り、
死んだ人間の数は1万人はいるはずだ。
一体何人生き残れるのか?
ふと、俺はそんなことを
考えていた。
懐中時計がカチカチと音を
鳴らしながら動く。
あと、残り1時32分───。
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