story1

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eye derction:ソフィール 移動した場所は、外だった。突然上から声が聞こえた。 「奴隷たちよ。私が主人であり、王様である。私の命令に従わなければ、そこにあるギロチン台で死ぬことになるであろう。」 私達はその声につられて上を向いた。 黒マントを羽織っている男が喋っていた。 傍らには白のマントを羽織った、若い男がいた。 黒いマントの男は王様らしい。 『そこ』の言葉のとき、すっと、私達の右側に指をさした。 ばっと、一斉にそちらを向き、残酷なるものをみた。 ギロチン台ではねられた首とそして身体、大量の血。 人間、極限までくると悲鳴が出ないらしい。 人が多すぎるのだ。
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