君と初恋

同窓会のお知らせ

あんまりだ―。

クローゼットのなかには着ていくには良い服が無かった。あるにしてもパンツスーツ。大学生の時買った、色が地味なタイトスカートくらい―。

今からこの中で選ばなきゃいけないの……？

私は気持ちが落ち込んでいった。大体、男っぽく頼りになると言われた私がひらひらの綺麗なスカートなど持ってるわけない。

ため息を吐いて服が散乱したベッドにダイブするとふと考えがよぎった。