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歩いて、歩いて、歩いて歩いて歩いた。どこまでも続くかのように思えた闇の回廊にも終わりが有ったようだ。
どぷん。滑り落ちるように回廊の端から、ただの闇へ。沈んで沈んで沈んで沈んで沈んだ。息も出来ないほどに切ない――悲しい――心が苦しくなる、それが闇なのか。闇が――この感覚がこの世界で孤独の象徴たる所以なのだろうか。
黒い――闇。永遠に広がる闇。海に落ちてしまって身動きが取れない状態に似ている。闇の海に溺れる。
足駆が無い。手掻も無い。感触が無い。浮いているのか沈んでいるのか、又、自分が何処にいるのか。分からない。
光を探して。希望を探して。
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