第一章...

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永田 絵美。 これが彼女の─── 今、あたしたちの目の前にいる 子の名前だ。 黒髪のセミロングが ローツインにされていて、 俯きがちな瞳は 女の子らしいたれ目。 その左目には泣きボクロが一つ。 自分の意見が言えなさそうな 彼女は声までも小さい。 「…ぁの、2人って…付き合って なぃ、ですょね…??」 可愛らしい小さい声だ。 でも、あたしの中には 疑問が浮かぶ。
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