第一章...

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(何で、否定形で聞くの…?) 普通なら「~ですか?」 とかいう言葉なはずが、 「~ですよね?」だと 肯定する事を強制されている ような変な感覚に陥る。 それでも質問には答えようと あたしが口を開くと、 「君には関係ないよね? そこ、どいてくんない? 俺ら急いでんの。」 奏多くんの攻撃的な口調。 絵美ちゃんは怯む。 「……ぁのっ」 今にも泣きそうだ。 奏多くんを見ると イラついているのか、 そっぽを向いている。 あたしは溜め息をついて、 改めて口を開く。
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