第一章...

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「奏多くん、女の子に その口調はやめてって 何回言ったら分かるの? 怖がってるじゃん。 それにさ、質問には答えないと。 絵美ちゃんあのね、あたしたちは 彼カノじゃなくて幼なじみ。 変な誤解はやめてね。」 絵美ちゃんは、 あたしに名前を呼ばれると 泣きそうな顔を持ち上げて、 あたしを真っ直ぐに見る。 「……?」 「ふーん。 じゃ、いーよねっ」 唐突に後ろから声がする。 驚いて振り向くと、そこには
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