第一章...

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奏多くんを自分の彼氏だと みんなの前で断言した 悠奈ちゃんが、 壁に背を預けて立っていた。 「……?」 あたしの頭は「?」だらけ。 「絵美、行くよ」 「ぁ…ぅんっ」 絵美ちゃんはあたしたちの 横を通り過ぎて、 先を歩く悠奈ちゃんの元へ 走って行く。 「…何だったんだろーね?」 黙っていた奏多くんの方を 見ると、目が合った。 あたしを見ていたらしい。
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