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「おお、競パンじゃん」そう言って岡崎さんと山本さんが更衣室に入ってきたんだ。
「ほんとだ、いよいよ中丸君も競パンデビューだな」
着替えが終わって、ストレッチの部屋に移動した。速水さんの言うようにみんなの競泳パンツを見ると、確かにけつの割れ目がみえるくらいの競泳パンツをはいていた。
「おや?中丸さん、競パンっすね。なかなか似合ってますよ」コーチの林さんが言った。
レッスンが終わって、俺たちは着替えをしてたんだ。
「あのさ、俺の知り合いがさ、沖縄でペンションやってんだけど、みんな行かないか?」岡崎さんが大きな声で言ったんだ。
「へえ、沖縄か。行きたいなあ」速水さんと山本さんが答えた。
「それで、いつ行くんだ?」山本さんがずいぶん乗り気で言った。
「そうだな、8月のいつか・・・・」
「中丸君はどうだ?俺たちの親睦もかねてさ・・行かない?」
「うーん、俺お盆までバイトあるしなあ」
「そうか、じゃお盆明けってことだったらいいよね。じゃあ、きまり」
「そうだ、コーチにも声をかけようよ」山本さんが言った。
「そうだな」
「じゃあ、さっそく俺コーチに聞いてくるよ」着替え終わった山本さんが更衣室から出て行った。
「オッケイだって」
というわけで、沖縄行きが決まってしまったんだ。
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