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俺はみんなに言われ、急いで部屋に戻り着替えたんだ。そして、プールに行ったんだ。
みんなは泳ぎ疲れたのか、プールサイドのデッキチェアーに横になり、日焼けを楽しんでいたようだった。俺もひと泳ぎし、速水さんのとなりのデッキチェアーに座ったんだ。
「近くに露天風呂があるそうだ。山本を誘って明日行こうと思ってんだけど、一緒に行かねえか?」
「へえ、露天風呂っすか。いいっすね」
「それにしても、ここいいとこっすね。びっくりっすよ」
「だろう?実は去年もメンバーと来たんだ、ここ」
「へえ、そうなんだ。誰も言ってくれなかったっすよ」
「うん、まあな」
夕食は、プールサイドでのバーベキューだった。みんな面倒だからって、着替えなんかしなくて競泳パンツだけの姿だった。たらふく食った俺たちは、夜遅くまでだべっていた。
部屋に戻ってシャワーをあび、俺はビキニ一丁でテレビを見ていたんだ。すると、三井さんが後片付けを終え、部屋に戻ってきたんだ。
「いいとこっすね」
「うん、そうだろう?実は俺、旅行で沖縄に来て、結局ここに住み着いちゃったんだよ。空気はうまいしね、好きな海はそばにあるしね」なんて三井さんが俺に話してくれたんだ。
「うーん、疲れたよ。さすがに今日はね」
「じゃあ、寝ますか?」
「うん、そうだな」俺がそう言うと、三井さんはテレビのスイッチを切り、照明も落としたんだ。
疲れもあって、俺はすぐに寝てしまったようだった。
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