クリエイト

5/10
前へ
/250ページ
次へ
【アルラ】 「おや、ミス・シュベルゲール。 手を握って震えているが、何も言い返さないのかい? まあ、こんな使い魔じゃ仕方ないか。 せっかくの使い魔、死なせたくはないしねぇ。」 そこまで言ったところで、悠都が動いた。 ―――――――――――――― 【アルラ】 「おや、ミス・シュベルゲール。 手を握って震えているが、何も言い返さないのかい? まあ、こんな使い魔じゃ仕方ないか。」 この言葉で、俺はキレた。 無言で男の裏に回り込み、足払いをする。 【アルラ】 「うわっ!?」 男がしりもちをつく。 【ユウ】 「悠都!?」 【悠都】 「ここまでコケにされて、嫌なのに黙っているなんて、ユウ、おかしいよ。」 こんなに人にはっきりと物事を言うのは初めてだ。 でも、あのまま言われっぱなしなのは、気が収まらない。 【ユウ】 「悠都、やめて。 死にたいの!?」 【アルラ】 「もう遅いよ、ミス・シュベルゲール。 彼は、使い魔の分際で僕をコケにしたんだ。 それ相応の対価はもらうよ。 でも、僕は優しいから、もちろん手加減はしよう。 デルウォン、彼と少し遊んでやれ。」 【ユウ】 「そんな!?」 ユウには悪いが、やらせてもらう。
/250ページ

最初のコメントを投稿しよう!

496人が本棚に入れています
本棚に追加