クリエイト

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相手のオオカミみたいな獣が襲いかかってくる。 しかし、ただの体当たり。 少し速いが、そんな大きい動きじゃ当たらない。 その場から横っ飛びをして、躱す。 【アルラ】 「なっ!?」 オオカミと同じ形なら、背骨のあたりの神経の集合地点を傷つけられれば… しかし、傷つけるための武器はない。 【アルラ】 「デルウォン、確実に当てていけ。 君があんなのに負けるはずがない。」 オオカミみたいなのが、確実に攻撃を当ててくるように戦い方を変えた。 これじゃあ、相手の神経は狙いにくい。 さらに相手の動きが速くなる。 体当たりだけなので、体を横にとばせれば躱せるが、近くに来てから避けないと、軌道修正をされて体当たりを受けてしまう。 なので、ぎりぎりまでひきつけてから躱すが、限界がある。 【アルラ】 「まどろっこしい。 もっと加速して一気にやれ、デルウォン。」 相手の使い魔が、俺の周りを走る。 速い。 とらえられそうにない。 そして、それを見てにやついている、あの男が、余計に腹立たしい。 【悠都】 「なめんなぁぁぁ!!」 そのとき、俺の左手が光った。
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