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同時に、銃、デルウォンに刺さっていたナイフ、アルラを撃った銃弾も消えた。
【ユウ】
「ごめんね、ミスター・ローデルト」
ユウが、アルラの使い魔に治癒魔法をかける。
【アルラ】
「ちょ、こ、こっちを先にしてくれたまえ!」
アルラは、先に自分に治癒をするように言う。
しかし
【ユウ】
「治癒ぐらい、自分でやったらどうですか?
前に倣ったでしょ?
自称優等生さん?」
ユウは、少しうれしそうだ。
今までこうやって言われてきたんだろう。
ちょっとした、小さな復讐というわけだ。
【ユウ】
「ありだとね、悠都。」
そうつぶやいたとき、ユウは少しだけ、笑っていた。
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