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【ユウ】
「私は、そんな特徴的なものは…
一応、ドクターの資格を持っています。
あ、ドクターっていうのは、治癒能力が優れているってことだよ?
まあ、ほとんどの人が持ってるんだけど。
まあ、位を持っていると、一人前の貴族として認められるから、持っておいた方がいいんだよね。」
ドクターやナイトのように、日本で使われていた言葉がいくつかあるようだ。
話を聞くと、ユウは、回復においてはすごいが、他はからっきしダメというわけだ。
【ユウ】
「まあ、フィオは学院きっての天才だしね。
私みたいなのはもうほとんど話すことはないんだよね。」
昔は仲が良かったんだろうか?
そこで、ユウは話を切った。
そして、思い出したように
【ユウ】
「あ、そうだ。
授業を受けなくていいんだし、明日、悠都の言う依頼を見てみようよ。
それじゃあ、今日はもう寝るね。
依頼は朝早くに張り出されるからね~、お休み…」
そして、ユウは寝てしまった。
すぐ寝てしまった。
(さて、どうするかな。)
俺は、まだあまり眠くない。
ユウの寝つきが良すぎるんだろうが。
しかし、俺は信用されているのか、ユウは俺と同じ部屋で大丈夫なのだろうか?
【悠都】
「その辺も考えてほしいもんだ。」
俺が今襲っても、青少年のなんたらかんたらで…
ユウの寝顔を見る。
なんとあどけないんだろう。
非常に、壊したくない、という気持ちに駆られた。
というか、そういうことを考えたことですごい罪悪感に襲われたんだが…
【悠都】
「消えろ、不純な俺、煩悩退散!!」
それから、少し座禅をしてから、ソファーで寝た。
俺に、そういうことをする度胸はないようだ。
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