稲妻の共闘

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依頼人は、学院から馬車で3日ほどかかるちょっと離れた村に住んでた。 途中で転移の魔法を使うので、そのポイントまでとそのポイントから、ということを考えると、およそ半日で目的地に着く。 まあ、半日くらいで着くなら結構速いな。 ――――――――――――――― 転移魔法というのは、とても上級な魔法だ。 なので、使える魔法使いは少ない。 しかし、使えないと不便なので、各村や町の近くで転移のポイントが設置されている。 まあ、俺のイメージでいうと駅だ。 全部の線路がつながっている便利な線路。 ちなみに、個人で転移ができるというのは相当な実力を持っている魔法使いである証拠だ。 と、ユウに教えられた。 転移用のポイントに着いた。 【運転手】 「はいそれじゃあ転移しますが、ちょっとちかちかするので、目を閉じてください。」 言われた通り、目を閉じる。 【運転手】 「キェェェェェェェェッ!!!」 【悠都】 「!?」 謎の呪文だ。 【運転手】 「もう、目を開けてもいいぜ。」 そして、目を開けると 【悠都】 「おぉ…」 違う場所にいた。 しかし、あれは呪文なのか? 【運転手】 「あんた、やっぱり才能があるな。 もしよかったら、俺の弟子にならねぇか?」 【悠都】 「考えておきます…」 この運転手は俺に何を見ているんだろう?
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