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場所は変わってキュルゴール魔法学院。
ユウが召喚のために作り出した魔方陣は小さく、人が出てこれるくらいの大きさだった。
そして、そこから
【悠都】
「うわぁぁ!?」
出てきた、人が。
【ユウ】
「っ!?」
悠都が目を開けると、そこにはさっきまでいた光景と全く違う景色が広がっていた。
さらに、両腕に痛みが走る。
何が起きたのか確認して袖をまくると、両腕の手の甲に痣ができていた。
よくわからない字で何か書いてあった。
【悠都】
「これは…」
ザッザッ。
俺がうろたえていると、いきなり、多くの人が俺を囲んでいた。
俺を囲んでいる人、さらに、その周りにいる人たちの髪の色はバラバラだ。
とりあえず、一つ言えるのは、全員、明らかに日本人ではない。
そして、俺を囲んでいる奴らは、俺に杖を向けていた。
【悠都】
「あの~…」
【?】
『―――――――』
【?】
『―――――――!』
こいつら、何を言っているんだ?
そうか言葉が違うんだ。
ここは、どこの国だ?
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