神界

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あ、そういえば私脚怪我してるじゃん 松葉杖か車椅子借りないとダメじゃん!! 「しょぼん…」 「そういうのは口に出して言うと一部の奴らが腹立つから止めといた方がいいわよ」 「あ、すみません」 「私、その一部の一人」 「すいやせんしたあああ!!!」 ベッドにめり込むくらいに頭下げたよ だって怖いし! お仕置きに何されるか解らないじゃん! ドナドナ聞きながら何処かに売り飛ばされるかも!! …それは考え過ぎか 「脚の事は気にしなくても平気よ」 「えっ」 「怪我の事考えていたんじゃないの?」 「まあ、そうですけど…」 「キュ?」 「奏は思ってる事顔に全部出るから解りやすいのよ」 マジで? じゃあ時雨さんだけじゃなく麗さんにも考えている事バレてたのか ヤバい、オーラが黒いとか心の中で言っちゃったよ! 「…奏、聞いてる?」 「はい!今日の晩ご飯はかつおのたたきなんですよね!」 「…色々とツッコミ入れたい所だけど、とりあえず人の話はちゃんと聞きなさい」 「は、はい」 本当に申し訳ないです なんでかつおのたたきなんてチョイスしたんだ自分 きっと無意識に食べたい物を口に出していたんだろうなあ、かつおのたたき旨いもん 「脚の事は気にしなくても平気よ、都市に着いたら車椅子使うしね」 「えっ、あ、はい」 「じゃあ早速準備に取り掛からないと、ライト、クローゼットから麗が幼少の時に着ていた服何着か持ってきてちょうだい」 「キュ!」 「麗さんの服をどうするんですか?」 「どうするって、アンタが着るに決まってるでしょう?」 「無理!無理ですよ!」 皆は解らないかもしれないけど麗さんの腰とか細いんだから! しかも脚も細いし、私の大根脚とは大違いだよ! つーかそんな人の服なんて入らないから!! 「どうせ麗の腰はほっそいから入らないとか考えてるんでしょ?」 「(ドキッ)そ、そんな事ないですよオホホホ」 「はい嘘ー、全裸で外連れていくから」 「いきなり罰ゲーム!?しかも全裸とか酷くないですか?!」 「大丈夫、アンタのぺたんこ胸見たって一部の奴らしか有頂天にならないから」 「更に酷い!!」 確かに高校生になってもあまり成長しないけどさ、そんなはっきり言わなくても良くないですかー!! 私も乙女だから傷つくんですよ!! 「乙女がどこにいるって?」 「キューイ?(キョロキョロ)」 「探すなー!!ここ、目の前にいますー!!っていうか心の中読みました!?」 「いや、後半口に出てた」
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