世界観・2012年2月現在

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 まずは、アベルたちが通う武芸学校もあるガレーディア公国から説明します。  『ガレーディア公国』は大陸のほぼ真ん中に位置する小国(これは、他の国々から見た場合。現在で云うと、中国並の広さ)だが、文明の発達度は大陸一。何故かと云うと、東西南北を繋ぐ経由地点であるため、大陸中の様々な文明や文化、情報が逐一入ってくるから。  首都の名前は、『リザリア』。ここにアベルたちの通う武芸学校があり、世界で最も繁栄している都市と云っても過言じゃない。リザリア市外は平原と森で囲まれており、一般人が行き来するには列車に乗らないと不可能。  観光名所は『螺旋の塔』や『機械仕掛けの地下豪邸』。名物お菓子は『珍品詰め合わせ』。東西南北から集めた珍品を、リザリアの職人が料理したもの。それなりに評判が良いらしい。  次に、『ルーゼル王国』  ガレーディア公国から見て西に位置する王国。現在は、『べレルス五世』が統治しており、その歴史は恐らく大陸一とも言われている。 故に、観光名所となりやすい古い建築物などが多数存在する。  王都『フレンツェル』は、道という道が煉瓦造りのオシャレな都。花や木々を都全体に添えており、森林公園などもある。王立図書館や、大陸一頭脳明晰とされる王立文学校なども存在する。  だが、王都は昔から猟兵に狙われている。その理由は、古代物が多数あるからというだけじゃなく、『ギルド』の総本部が存在するから。そのため、彼らの駆逐を狙った猟兵が堪えることなく攻めてくるのが年間でも二桁に及ぶ。  そのため、ギルド側は常に三剣を一人と五吼を二人、フレンツェルに滞在させている。  現在、王都にいる三剣は轟剣で。  五吼は、吼壊と吼無の二人である。
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