世界観・2012年2月現在

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 『ザルバリア独立国』  極寒の大地を領土にしている国家。六年前までは王家が存在していたが、クーデターによって王家一族や貴族の大半は処刑。大統領制に移行して、新たな政治体制に変化したが、ここでも政治家の腐敗は進み、六年前と大して変わっていない。  八年前にミシュミラン共和国が資源を求めて戦争を行うほど、極寒の大地の下には資源が眠っている。そのお陰で国自体は潤っているが、それらは一部の有力者の懐に入るだけ。  古代遺跡も多数あり、考古学者たちにしてみれば宝の山。オーロラなどを見に、観光客も多数来ることでも有名である。  『ミシュミラン共和国』  ガレーディア公国から見て、東に位置する大国。領土の半分が砂漠であるが、その国力は強大。独自の魔法系統を持つ一族が代々国の中枢におり、軍事力も高いが、今は国内全土に広がった内戦の対応に追われている。  砂漠の中に、メギドという遺跡があり、そこはいかなる者であろうとも立ち入り禁止とされている。  現在は国内立入規制が敷かれており、一般人のほとんどはミシュミランに入ることは出来ない。各国がミシュミランの内戦に干渉してくるのを防ぐ役割も果たしているらしい。  極東の国とは第二世界の頃から交流を持ち、船で大陸に渡った侍の子孫たちが徒党を組んでいたりもする。  治安はお世辞にも良いとは言えない。  『灼夜(しゃくや)』と呼ばれる極悪非道な猟兵団の根城もある。
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