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~前編~
○○●○○●●○○○
とある一つの王国がありました
その王国は常に闇に染まっていて
深い霧に覆われていました
その王国にあるお城の地下牢に
あたしはいた
閉じ込められているのです
我が儘すぎる国王に
逆らった罰なのだそうです
手足を鎖に繋がれて
前も後ろも一歩先は暗闇で
何かに監視されているような感じ
「自由」の何がいけないの?
国王に命令されるのが国民の幸せ?
自分のしたい事が出来ないの?
間違った事を「間違いだ」って
言ってはいけないの?
おかしいよ… おかしいよっ
あたしの頬に一筋の涙
その時、手足の鎖が外れた
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