始まり始まり

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僕らの席は近いわけではなく、憲斗くんは六列で並んでいる机の真ん中右寄りの席で前から三番目。つまり真ん中。 侑里くんは窓側で、後ろから二番目の席。 僕は、廊下側から二列目の一番後ろ。 クジで決めたこの席に僕は満足している。 僕は自席に腰を降ろして周りを見渡す。 だいたいの人は席についていて、だけど2、3席だけ主がいない席がある。 どうしたんだろう? なんて考えてたら、先生が来て、 「雪の影響で遅れてくる人が少しいますが、心配はいりません。」 なんて優しく教えてくれた。 益田先生は30代後半の優しい雰囲気をまとった女性。 大好きです!
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