ＤＡＹ

始まり始まり

「いいねっ、やろやろ！」

目を輝かせて言ってるのは憲斗くん。
体を動かすのが好きな彼は絶対にやりたいだろうな。

「僕には聞いてくれないの？」

なんて入ってきたのは侑里くん。
ヤキモチを妬いているわけではない。
これは、単純につまらないから言葉を発しただけだ。

「…やら「やらない」」

……廉くんが全部言い終わる前に言ってしまった。

「…………おぃ。お前よう……」
「いや、だって言いたかったんだもん。そんな怒らないでよ。」

殴る準備をしてる廉くん。
それをにやけて見てる侑里くん。

どんだけ性が悪い人なんだ、侑里くん。