文房具屋

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「え?無人?商品盗まれ放題じゃん!私みたいに良い人ばかりじゃないんだから、不用心だよ!」 理美は確かに良い子だ、でも、自分で自分のことを良い人って言うのはどうなんだろう、無視しよう。 「それでね、お店は文房具が綺麗に並べられていて、中央に商品を購入した人だけが書き込めるノートがあったんだ」 「ひどーい!大事なところ無視された!」 突っ込んで欲しかったようだが、これも無視して、私は話を続けることにした。 「その中央のノートがすごい気になって、商品を買って、ノートに記入することにしたんだよ」 「爽快な無視!ひどい!それでそれで?ノートにはなんて書いてあったの?色々な人が書き込んでいたのかな?」 「それが、お店のオーナーと思われる人の自己紹介だけだったんだよ。」 「オーナーと思われる人?」 「僕は、石上友と申します。このお店のオーナーです。ってだけ書いてあったんだよ、本当にオーナーなのかは分からない。誰かの悪戯かもしれないし。」 私は学校に来る途中に色々考えて、これが悪戯かもしれない可能性もあることに気づいたんだ。 最初はノートは白紙で、私より先に買い物に来た人が、ふざけて書いたのかもしれない。 「そうなんだ!でも、面白いね。もうオーナーから返事来てるかな?それとも別の人が書き込んでるかな?私もそのノート見たい!」 「今日学校帰りに一緒に行く?」 「うん!行く!私も書き込みたい!」
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