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「理美、私に迷惑を…」
私が話をしている途中に、理美は話始めた。
「優、一緒に何処かに行くの久しぶりだね。すごい懐かしい。」
理美は昔から、私には遠慮をしない。私も理美にはあまり遠慮はしないから似たようなものか。また、つままれるとまずいから答えないと。
「お互い受験生だからね。それに、予備校も違うし、時間が合わないのは仕方ないよ。」
「そうだね、受験終わったら色々行きたいね。昔みたいに、二人で沖縄とか北海道とか旅行しちゃおう。」
「沖縄の海は綺麗だったね。って、そんなことしたこと無いでしょ。」
私は、さっきのお返しのチャンスなので、優のほっぺをつねった。
「痛い、痛いー、いーたーいー、痛いってば!ちょっとした冗談、ジョーク。でも希望なの、望み、沖縄北海道行きたいの。」
「良し、受験が終わったら行こう、受かったら合格祝い、落ちたら不合格祝い。」
「不合格は祝うな!不合格なら、残念会、浪人しちゃった勉強頑張ろう会、人生遠回りも良いものだよ会!」
「どれだよ、最後良くわからないでしょ」
「確かに!じゃぁ、残念会で!」
「落ち込んでて、旅行どころじゃなくなりそうだけどね」
「その時だけ!その時だけ楽しもう!そして、浪人生活をがんばる糧にするんだよ。」
「ちょっと待て、なんか落ちる前提の話になってるから、この話はおしまいにしよう。」
「それもそうだね、私は眠くなったから少し目を瞑るね、着いたら教えて。」
え、なんなのこの生物、もうこいつを倒しても良いでしょうか。
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