同級生

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朝。今日の朝はいつもより太陽が輝いて見えた。 私はいつものように玄関の先にある小さな門を開いた。 …そのさきに、彼がいた。 「美雨、おはよ」 「先輩……おはようございます」 先輩はポケットに手を入れていて、ニコッと笑っている。 私も笑いながら先輩の隣に行った。 そして先輩は私の顔を覗きこんだ。 「美雨、昨日はごめんな?急にデートドタキャンしちゃって……」 「先輩、いいで………」 唇が重なり、チュッとリップ音をならして離れた。 .
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