同級生

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「ほら、そんなところだよ」とまた笑って、私の頭を撫でた。 私は驚いてしまい、「あ、あの………?」と声を出した。 「え?…あ、ごめん!」 中崎真くんは、手をすぐに離して、右手で口を隠す。その顔は真っ赤で、なんだか可愛い。私は「ふふっ」と声を漏らしてしまった。 「え、何だよ」 「あ、ごめんね。なんか中崎くん、可愛いく見えて…」 「はぁあっ?!何ゆって……」ますます顔が赤くなる。 あ、そう言えば……何の用事だったんだろう……? 「あの、中崎くん。何の用で私を呼び出したの?」 「ええ?!いや、その―――…!」 急に慌て出した。 .
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