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「――――ウ、コウっ!」
「………んあ?」
その頃、『神田先輩』は、教室の窓から二人を見つめていた。
「あぁ……ごめん」
「……んだよ。つまんねーなぁ」
コウは頬をついていた手をどかし、友達のほうを向く。
友達は「何見てたんだよ~」と窓に顔を近付ける。
「…あれ?あれはー、お前の彼女じゃん」
「…ああ。まあね」
携帯をいじりながら答える。
「ったく。お前も浮気ばっかしてると、彼女ちゃんに見捨てられるぞ」
「別に、良いし。」
「へぇ………」
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