封印

2/6
前へ
/6ページ
次へ
「私、小さい頃から霊感がものすごく強くて、何度も霊をみたことがあるんです。」 画面の中で無邪気に話す人気女性タレントの言葉に、武は興味を示した。ゆっくりと起き上がり、ベッドの上であぐらをかいた。 「本当ですか?」 「ええ、1番最初に見たのは小学生の頃でしょうか。突然、夜中に目が覚めたんです。そうしたら自分の足下に、死んだはずのおじいちゃんが立っていたんです。何か喋りかけてる気がしたんですけど、何を言ってるのかはわかりませんでした。おじいちゃん?って私が問いかけると、フワッとおじいちゃんは消えてしまいました。」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加